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工房天羽
聖なる原始の糸
ミヤマイラクサ|深山刺草 アイコ
アカソ|赤麻・赤苧
イラクサの仲間たち
山野に自生する多年草で、カラムシ、ヤプマオ並び繊維として 東北の山間部では麻の代わりに使われてきました。 ミヤマイラクサは湿度と標高がありブナ林や杉山で綺麗な沢沿などに自生する。 地域によってイラ、アイ、アイコ、ヤマソ、オロなどと呼ばれています。 若い茎はアイコといわれて食用になります。 太古の昔から食用であり、又着衣にも用いられました。
アカソや野生のカラムシ(野がらむし)は丈夫ですが繊維が短いため、 主に編製品(生活用具類)の材料として、又古代から編衣の材料に用いられてきました。 津南市ではアカソの繊維束が国指定重要有形民族文化財に指定されています。
アンデルセンの童話「白鳥の王子」でも、妹が兄たちにかけられた魔法を解くために、 イラクサの繊維から糸を紡ぎ服を編み上げるという話もあります。
エゾイラクサはアイヌの人々の生活にも深く根付き、 樺太では草皮衣として使われたり トンコリという楽器の弦に作ったと伝わっています。 また女たちが炉端で繊維から糸を紡ぎその糸で布を織った テタラペ(白いもの)という布で、出産を祝ったと言われます。
ヨーロッパでは、薬草として用いられていて、血糖値降下作用があり、 糖尿病に健康茶として広く親しまれています。
ロシアでも古くから イラクサの繊維を織り、魔除けとして身につけ、 スープやハーブとして活用しています。
私たちは、アイコと赤麻より
糸を紡ぎ
作品としてみなさまにお届けできればと
思い日々活動しております🌿
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